かおり風景100選のはなし

「淡路市の線香づくり」と「かおり風景100選」

 第二次世界大戦終戦後、アメリカの進駐軍の兵士が淡路市江井(旧一宮町江井)を訪れた際に、道行く人にこう尋ねたそうです。「今日は、町で何かがあるのですか?」―。これに対して道行く人は「何か、と聞くのはどうしてですか?」と返します。すると、兵士が「いえ、町中から線香の香りがするので、どのような偉い方のお弔いがあるのかと思いまして。」と答えた、というエピソードがあります。

 淡路市江井では、線香工場が多数並び、お香の薫りが生活の香りとして漂い、街を訪れた方々はみな、街全体からお香の薫りがすると驚きます。

 お線香生産高日本一の淡路島(全国生産の約70%)、そして嘉永年間(今から約160余年前)から続く線香づくりは、今もなお淡路市江井の住民の4人に1人が線香と関わりあっており、住民の生活にとても深く根付いています。

 そんな「淡路市の線香づくり」は、平成13年に環境省の「かおり風景100選」に認定されています。

「かおり風景100選」とは、良好なかおりとその源となる自然や文化-かおり環境-を保全・創出しようとする地域の取組みを支援する一環として、かおり環境として特に優れたもの100地点を定めたものです。

 私たち梅薫堂も、淡路市江井で線香づくりを創めた最古の製造元の一つとして、これからも豊かなかおりとその源となる自然や文化・生活を今後も未来に残すお手伝いができればと考えています。

淡路市江井の風景

淡路市江井の風景

梅薫堂の伝統の薫り

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